形式美を検討する対象──大学漫研、本日の研究テーマは【チューニングはおこたるべからず】!
【漫研レビュー】チューニングはおこたるべからず|森あるきの主題と演出を読む
ストーリーを研究する
ーーその夢、今宵叶えますーー
FANZA
あたしはヴァイオリンに人生を捧げてきた。
けれど、団に加わってからはいつも視界には団長がいて、時には思考にまで入り込んできて、でもそうやって妨害されるのが楽しくて嬉しいから、いっそ団長のものになっちゃいたいなぁなんて…誰にも言ったことないけどね。
だって団長はあたしより12年も長く生きてるし、こんなお子様のことなんて女の子として見てくれるはずない。
やっと18歳になったけど、彼の中ではずっとお子様ヴァイオリニストね。
ところであたし、チューニング[調弦]はささっと終えちゃうのよねー。
ち〇ちゃい頃からずっとヴァイオリンと一緒だし、外れた音が出たらすぐ分かっちゃうもの。
でも、初めて使う楽器とか、久々に使う楽器なら、時間をかけるのもいいかもしれないわね!ねえどうする?
もしもよ、もしも団長があたしのことそうやって念入りに調律して手をつけてくれる日が来たら!きっと一撃必殺を決めてくれるわ!
そしたら子〇の髪の毛は黒がいいわね……子育てってどのぐらいしんどいかしら……やだー!恥ずかしい!そもそも、そんなことあるわけないじゃないあたしったらっ。
(本文47ページ)
部員の議論
◆部長:序盤の布石が後半を導く。
◆副部長:成長曲線がリアル。
◆1年:再読で理解が深まった!
作画・コマ割りを研究する



部員の議論
◆副部長:余白の使い方が秀逸。
◆部長:繰り返し構図がテーマを補強。
◆1年:沈黙が語ってる!
注意:海賊サイトに気を付けろ!
研究的態度として公式は必須
◆副部長:非公式リンクは作者へのリスペクトを欠く。
◆部長:議論の土台は公式のみで固める。