主題意識を探るべき作品──大学漫研、本日の研究テーマは【我が家の家族計画! 夫の許可を得て、息子と子作り始めます!】!
【漫研レビュー】我が家の家族計画! 夫の許可を得て、息子と子作り始めます!|ママスキの主題と演出を読む
ストーリーを研究する
「弟が欲しい」――息子の長年の願いを、夫の無関心によって叶えられずにいた母・彩子。そんな母に、息子は「俺が協力する」と禁断の提案をする。追い詰められた彩子が夫に相談すると、返ってきたのは「好きにしろ」という無関心な許可だった。これは、父公認のもと、母と息子が「夫婦」となり、新たな命を育むことを決めた、いびつで、どこか純粋な家族再構築の物語。
FANZA
総字数 約4000字
―――
(試し読み1)
「そんな事言われても……お父さんが協力してくれないから、無理よ……」
しかし、その日、息子から返ってきた言葉は、彩子の想像を遥かに超えるものだった。
「それなら、俺が協力するからもう一人産んでよ」
「ええっ!? お母さんと子作りしたいっていうの!?」
耳を疑う言葉に、血の気が引いた。息子の体は、いつの間にか自分よりもずっと大きくなっていたが、その瞳は、まだ幼い頃のように真っ直ぐに、弟か妹を欲している。その純粋さが、提案の異常さを一層際立たせた。
(試し読み2)
その夜、彩子は意を決して夫に話を持ち掛けた。息子の長年の願いと、そして、息子から受けた衝撃的な提案のすべてを。夫は、テレビ画面から一度も視線を外すことなく、ただ無関心にこう言っただけだった。
「俺はもうとてもその気にはなれないよ。お前たちの好きにすればいい」
それは、許可というよりは、突き放すような無関心だった。彩子の人生に対する、一切の興味を放棄するという宣言。その言葉に深く傷つきながらも、同時に、奇妙な解放感を感じている自分に、彩子は気づいていた。
(試し読み3)
息子の熱棒が、ゆっくりと彩子の体を満たしていく。罪悪感と、それを遥かに凌駕する背徳的な悦びが、彩子の全身を貫いた。
「あんた……もしかして、初めてなの?」
「そうだよ。これまで経験無かったから、母さんが初めての人だよ」
その告白は、彩子の心に小さな、しかし鋭い棘を刺した。息子の、人生でたった一度の「初めて」を、母親である自分が奪ってしまって良いのだろうか。一瞬、後悔にも似た感情が胸をよぎる。
部員の議論
◆部長:序盤の布石が後半を導く。
◆副部長:成長曲線がリアル。
◆1年:再読で理解が深まった!
作画・コマ割りを研究する
部員の議論
◆副部長:余白の使い方が秀逸。
◆部長:繰り返し構図がテーマを補強。
◆1年:沈黙が語ってる!
注意:海賊サイトに気を付けろ!
公式参照は研究成果の必須条件
◆副部長:非公式リンクは作者へのリスペクトを欠く。
◆部長:議論の土台は公式のみで固める。